国内有数のマッチングアプリである「ペアーズ」では、公式カップルレポートに多くの結婚報告が挙がっている。
今この記事をご覧のあなたは
- ペアーズで本当に結婚できるのか?
- ペアーズで結婚できるのはどんなカップルなのか?
という疑問を持ってはいないだろうか。
結論を言うと「ペアーズは男女問わず、充分結婚できるアプリ」だと思っている。
筆者は昨年まで結婚式プロデュースの仕事をしており、300組以上のカップルの馴れ初めを詳しく聞いてきた。
そして、ここ4~5年で、マッチングアプリで結婚するカップルは一気に増えた実感がある。
もちろん馴れ初めを聞く際に「どのアプリでしたか?」とまで聞くことは普通はしない。
それでも話の流れの中で3組に1組ほどは「ペアーズで出会った」ということが明らかになる。
今回は、結婚するカップルを知り尽くしている筆者が、ペアーズのカップルレポートから
- ペアーズで結婚したカップルはどんな人たちか
- ペアーズで結婚するカップルに共通する特徴
を分析し、徹底解説していこう。
ちなみに筆者も、ペアーズで1年前に出会った彼女と結婚を前提に付き合っている。
ペアーズで良縁を見つけたい男女なら、きっとこの記事で相手選びやアプローチのヒントを見つけられると思う。
ぜひ最後まで見てほしい。
前提:ペアーズは「結婚したい人」が多く登録しているアプリ
改めてお伝えすると、ペアーズは「早く結婚したい人」にはオススメできるアプリだ。
ペアーズはタップルやマッチドットコムなどの競合サービスと比較し「本気で結婚したい人が多い」サービスだと言われている。
これは、筆者自身もこれら3つのサービスを利用してみて感じたことだ。
結婚したい真剣度が高い順に主観で並べると以下のようになる。
- ペアーズ
- マッチドットコム
- タップル
ペアーズとマッチドットコムはかなりの僅差だが、タップルはかなりカジュアルな出会いに属している。
むしろ「遊び相手・恋人探し」のニュアンスが強い。
ペアーズには
- 本当は結婚しているけれど遊びたい
- 彼氏・彼女がいるけれど遊びたい
- ただの冷やかし
というユーザーが他よりも少ないと考えて良い。
他よりサクラが少ない根拠:登録は「Facebook経由」が必須
理由のひとつは、ペアーズに登録するにはFacebookを必ず経由しなければいけないという点にある。
Facebookの使い方は
- 本名での登録
- リアルの友達とつながっている
ことが基本だ。
ペアーズは、
- Facebookでの友達の数が10人以上
- Facebookで「結婚しています」「交際中です」のステータスではない
ことを満たさないと登録できないシステムだ。
つまり、サクラやFacebookで既婚者として登録しているユーザーがペアーズに登録するのは面倒なのだ。
ペアーズを利用している筆者の友人も「相手のFacebookでの友達の数が分かるから、サクラや業者の心配をしなくて済むのが嬉しい」と語っていた。
それでもサクラはゼロではないのだが、本気で結婚相手を探したい人が、サクラに遭遇して時間を無駄にするリスクが他より少ないというのは、大きな魅力だろう。
その一方、マッチドットコムやタップルはFacebook認証が必須ではない。
これらのアプリでは「会ってみたら既婚者だった」という事態も時々耳にする。
SNSでも見つかるペアーズの結婚報告
さらにTwitterで「ペアーズ 結婚」と検索をすると
- 同期がペアーズで知り合った人と結婚した
- 今月もまた1人、結婚報告。ペアーズで知り合った人らしい
というようなツイートを多く見つけることが出来る。
今日もまた1人結婚報告してたな〜
ペアーズで知り合った彼女らしいから、身近でアプリで結婚はすごい事だし、良いご縁があったんだな〜😳— ぱおん@婚活 (@NaamiChibi) 2017年11月10日
ペアーズで出会って結婚した知り合いが3組もいる。そして私が4組目になるのだー
— みちか (@michika20170716) 2017年11月6日
Pairsスタッフでも無い限り、ペアーズで他人が結婚した報告を挙げて得することはない。
またこれらのツイートの主を辿ってみても、至って健全な人たちだ。
マッチングアプリ「with」と「ペアーズ」の違い
ちなみに、ペアーズと同じようにFacebookからの登録が必要なマッチングアプリにwithがある。
しかしペアーズの累計会員数が2017年8月で600万人を突破したのに対し、withは2016年11月時点で12万人とまだまだ出遅れているのが実情だ。
全員が全員アクティブな利用者とは限らないが、会員数の多さは相手の探しやすさにつながる。
そして、結婚への本気度はユーザーの年齢層からも読み取れる。
これは実際に利用した筆者の感想だが、withユーザーの中心年齢が20代前半であることに比べて、ペアーズのユーザー層は
- 女性が20代後半
- 男性は30代前半
がもっとも多い。
年齢層的にも「そろそろ本気で結婚を」と考えている人が利用しているのがペアーズといって良いだろう。
逆に男女ともに、20代前半の異性と会いたい人は「with」を利用するのが賢い選択だ。
有名メディアの調査で分かる「マッチングアプリでの出会い・結婚」の割合
多くの人がマッチングアプリで恋人や結婚相手を見つけていることは、有名メディアの調査結果にも現れている。
- 女性誌CanCam
- 美容機器のTESCOM
が行った調査結果事例を紹介しよう。
女性誌CanCamの調査結果
女性誌CanCamが23歳以上の女性を対象に行った「現在の恋人とどこで出会いましたか?」という調査では、17%が「SNS・ネット」と回答している。
※引用:https://cancam.jp/archives/118755
この中には当然、マッチングアプリの利用も含まれているはずだ。
美容・健康機器のTESCOMの調査結果
また、既婚女性209人に「旦那さんと出会ったきっかけを教えてください」という調査をTESCOMが行っているが、その回答の5位が出会い系アプリで、12人の回答があった。
※引用:https://www.tescom-kireilab.jp/girlstopics/3834/
知人の結婚式にも「マッチングアプリでの出会い」がある可能性も
またあなたが出席した結婚式でも、マッチングアプリでの結婚事例を目にしている可能性がある。
結婚式で新郎新婦のプロフィールと共に、出会ったきっかけを司会者が紹介する場面がある。
結婚式場の裏事情をお伝えすると、ペアーズなどのアプリなどで知り合った場合、多くの司会者は「知人の紹介」という表現を提案することが多い。
これは筆者が実際に担当者として目にしてきたためほぼ間違いない。
そう考えると「以前参加したあの結婚式も……?」と思い当たる節があるのではないだろうか。
今やアプリで知り合って結婚するのは、珍しいことではなくなってきているわけだ。
公式カップルレポート分析で分かった「成婚カップルの事情」
ペアーズが結婚の期待度が高いアプリであること、マッチングアプリで出会って結婚することが珍しくないのは分かっていただけたと思う。
しかしあなたは今
- そもそもペアーズでどんなカップルが結婚しているの?
- 自分はペアーズを使って結婚できそうか?
ということが気になっているはずだ。
ペアーズには「ペアーズで出会って結婚した人」の写真やなれそめが掲載されている「カップルレポート」がある。
そこには現時点で30件を超える結婚の報告(メッセージや動画)が掲載されている。
今回、成婚カップルの傾向を明らかにするために、掲載カップルのプロフィールを全て調査してみた。
まず、
- 結婚した男女の年齢層
- アプローチの方法
を見ていこう。
男女それぞれの年齢比率
男性は30代、女性は20代が多いが、40代や50代で出会い結婚したというカップルの報告も少なくない。
中には10歳ほど離れた年の差カップルも確認できる。
男女、どちらからアプローチしたか
ここは予想通り、男性から交際を申し込んだというケースが多い。
しかし中には
- 自然と距離が縮まっていった
- 交際を飛ばしていきなり結婚を申し込んだ
という事例もあった。
スムーズに交際が始まったカップルもいれば、アプローチから付き合い始めるまでに時間がかかったカップルもいる。
皆が皆、初めてのデートからすぐに親密になり付き合い始めたというわけではない。
「最初のデートと2回目のデートの間が1か月以上空いていた」と、ブランクを経つつも関係を保っていたカップルも発見できた。
ペアーズで結婚したカップルに共通している6つの項目
ではいよいよ、ペアーズの「幸せレポート」を分析した結果分かった、成婚カップルの共通点を解説していきたい。
結婚までたどり着いたカップルには以下の6つの項目のどれか・または複数が共通していることが分かった。
(1)運命的なものを感じた
筆者がこれまで担当した結婚式のカップルも「相手に運命的なものを感じた」という人は少なからずいた。
これは冗談ではなく、ペアーズの事例でも多くのカップルが相手に運命めいたものを感じていることが分かる。
それは時に、
- お互いの価値観がピッタリ一致する
- 初めて会ったとは思えないほど居心地が良い
などの言葉で表されたりもする。
「求めていた人に出会えた」「この人と結婚するかも」と早い段階で感じている人が多いのだ。
- 沢山の人と会ってうまくいかなかったけど、ようやく「この人だ」と思える相手と会えた
- 婚活で挫折した経験もあるが、根気よく続けて運命の相手と会えた
という意見も発見できた。
Pairsでは何人かの方とお会いしましたが、こんなにフィーリングの会うお相手とはもう出逢うことはできないと思い、結婚に至りました。
マッチングから結婚に至るまでのお相手を見つけるのは苦労しましたが、諦めずにいれば運命のお相手にめぐり逢えるのだなと思いました。
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_64/
30歳 男性
そんな時、Pairsに出会いました。数えたら、マッチングは400人、出会った人は50人。非常にたくさんの人との出会いを重ねました。
そのような状況で出会った、彼女はまさに「別格」な存在!
~中略~
メッセージをし始めた瞬間から、趣味や仕事や生き方やら、、、全てが意気投合。
すぐにごはんを食べに行って、会話をして数十分で「ずっと一緒にいたい」と思ってしまいました。
彼女もそう思ってくれていたようで、1か月で、お互いの両親に結婚の意思を伝えました。
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_52/
31歳 男性
(2)相手の容姿が好みだった
ペアーズが婚活向けアプリとは行っても、まずは相手のプロフィールから入るのは間違いない。
そしてプロフィールの中で注目されるのはやはり外見・容姿だ。
ペアーズでうまくいったカップルに共通する項目で多いのが
- 「相手の容姿がタイプだった」
- 「イケメンだと思った」
- 「可愛いと思った」
という感想を持っていたことだ。
彼とは最初は気軽な気持ちでマッチングしました。
写真を見たときにまぁまぁいいかなって思ったことに加え、自己紹介文と入っいてるコミュニティが似ていたので、安心感と親近感を感じて、メッセージのやり取りを始めました。
メッセージのやり取りを重ね、平日休みがたまたま合ったので会うことにしました。
実際にお会いするとプロフィールでみた写真よりスリム!イケメン!という印象でした。
~中略~
荷物持ってくれて優しかったり、明るくて笑顔が可愛くて見た目がタイプだったこともありお付き合いを始めることにしました。
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_84/
32歳 女性
またプロフィールではそこまで魅力を感じていなかったが、実際に会ってみた時に「可愛い」「カッコいい」と感じたという声も確認できた。
それは、
- (特に男性の場合)清潔感がある
- 笑顔が爽やか・可愛い
- 表情が豊かで好感が抱ける
といった要素が外見の印象まで左右することも大きいだろう。
お互いプロフィールしか見ていない状態で食いつきが良くなくても、実際会ってみるまでは希望は捨てない方が良い。
(3)自然体の自分でいられる
結婚まで進んだカップルの男女どちらも挙げることが多かったのが
- 一緒にいて楽
- 自然体の自分でいられる相手だった
ということだ。
「一緒にいて楽」と言う以外にも「話しやすい」「楽しい」と感じたと語るカップルは多い。
格好つけたり、自分を必要以上に飾ったりしなくてよい相手と出会えるかという点はとても大切だ。
ちなみに筆者が今の彼女と結婚を前提に付き合い始めたのは、この「自然体でいられる」ことを強く感じたからでもある。
マッチング後、お互いの趣味の話や好きな食べ物の話をして意気投合!やりとりをしていて優しい感じを受け、一度会ってみたいと思いました。
それから、好きな食べ物を食べに行きました。その後、季節は冬ということで日帰り温泉に行きました。彼女は優しい人で会話も弾み、自然体で一緒にいるのが楽で、本当に楽しいひと時でした。
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_32/
30歳 男性
彼女が私との結婚を決めた理由を4つを挙げてくれました。
「自然体で一緒にいられて、良い意味で楽だったから」
「自分から動いたり、話したりしてくれたから」
「他愛のない質問にも、きちんと答えてくれたから」
「自分の意見があって、かつ、こちらの要望も聞いてくれるから」
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_37/
33歳 男性
Pairsで出逢い、交際を始めて約3ヶ月で同棲。結婚を決めてちょうど1年で入籍しました。
結婚の決め手は、「自分を飾らずに自然体でいられること」が一番大きかったです。二人でいる時に、会話がない時間も平気でした。
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_59/
28歳 男性
(4)共通点が多い
男女の距離を一気に縮める要素のひとつが「お互いの共通点が見つかること」だ。
思いもかけない共通点が見つかることで、つい先ほど会った男女が急に親密になることも珍しくはない。
ペアーズを通じた婚活の場面ならなおさらだ。
2月に初めてごはんを食べに行った時に、実家の最寄り駅が同じ事が判明。しかも、私の出身中学校に野球の練習試合に来たことがあるとのこと!
子供の頃すれ違っていたかもしれません。お互い生まれは違う場所のため、Pairsのプロフィール上では、分からなかったんです。
驚きの共通点に運命を感じました。ピアノや歌が好き、サブカルチャーが好きといった共通の趣味の話で大盛り上がり!
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_52/
28歳 女性
顔写真、プロフィールが充実している人が多かったので驚きました。私は釣りに興味があり、釣り好きの人を探していました。
彼のプロフィールを見つけた時、釣り好きで容姿もタイプで「いいね!」を送ろうと思ったけれど、勇気が出ずスルーしてしまいました。
その後、彼から「いいね!」が届きました。本当に嬉しくて、自分の自信につながりました。
何人か他の方とマッチングしてメールをしても続かないことが多かった私ですが、彼とは共通の趣味で盛り上がり、苦手なメールも毎日続けることが出来ました。
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_54/
24歳 女性
また、
- 住んでいる場所が近い
- 近くに住んでいたことがある
なども共通点になり得る。
また意外なところでは「共通する友人がいた」というカップルもいた。
これはお互いにFacebookを使っているからこその共通点だろう。
また、「いいね!」を送ろうと思って送らなかった相手から「いいね!が届いた!というのも、共通点を感じたエピソードのひとつだ。
(5)価値観や趣味が似ている
上記の「共通点がある」こととほぼ同じだが
- 食べ物の好み
- 好きなものが同じ
など、価値観が共通する相手と一緒にいると楽しく、心地よいと感じられる。
この他に「話してみたら同じ深夜アニメを見ていて、その話題で盛り上がった」など、プロフィールに書いていない内容でも共通点を見つけたというカップルもいた。
また結婚生活についての価値観・ライフスタイルが似ているかも大切だ。
お互いが好きなものを共有し、尊重できることが分かれば「この人と結婚しても良いな」という後押しになるだろう。
仕事を終えて帰りの電車でお互い何となくLINEを交わしたら、なんと、同じ車両に乗り合わせており、車内で初対面となりました。
色んな事がシンクロしていて、お互いに運命を感じました。
その後、初デートをしましたが、お互いお酒が好きということもあり、価値観も似ていて、とっても心地よいデートでした。
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_93/
48歳 女性
彼のコミュニティを見たところ自分と共通する趣味がいくつも見つかり、会う決意をしました。
ふたりともお洋服や音楽、アニメが大好きなので、初デートでは秋葉原と原宿へお出かけしました。
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_94/
36歳 女性
(6)相手に思いやり・ホスピタリティを感じる
相手の優しさや思いやりを感じたことが、交際や結婚への後押しだったというカップルも多かった。
- いつも優しく接してくれる
- 丁寧なメールを返してくれる
ということはもちろん「自分が短い文章でメールを送ったときは短い返信を、長文を送ったときは長文で返信をくれた」という対応に気遣いを感じたという人もいた。
また女性からのレポートで多かったのが
- 女性として扱ってくれて嬉しかった
- お姫様扱いしてくれた
という感想だ。
初めてお会いした日。段差を踏み外しそうになったら支えてくれたり、階段をのぼるときに手をとってくれたりなど、随所で所謂「女の子扱い」をしてくれたので、照れくさくはありましたが、やはり嬉しかったです。
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_6/
32歳 女性
その週末には会いたいとお誘いを頂いたのですが、「会いに行くのが怖い」という気持ちも少しありました。
ですが、待ち合わせ場所を私の友人が働いているカフェにしてくれたり、昼間の1時間だけと決めてくれたおかげで安心して会いに行くことができました。
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_64/
28歳 女性
さいごに
最後にもう一度、ここまでご紹介した「ペアーズで結婚したカップルに共通する条件」一覧を載せておこう。
あなたがこれからペアーズを利用する時、上記のような想いを抱くことがあれば「結婚を前提に付き合うGOサイン」と思って良いと考えている。
また今ペアーズに登録しているが「本当に結婚できるの…?」と不安になっているあなたを、この記事が勇気づけられたら嬉しい。
彼は実際に会っても、メッセージのやり取りと変わらず、本当に優しくて、話が面白くて、気さくで、会う前よりいい印象を受けました。
その後も連絡を取り合い、お付き合い、結婚へと進むことができました。
(実は彼に会った瞬間に、なんとなく「この人と結婚するんだろうな〜」と思っていました。)
※引用:https://www.pairs.lv/happy/report_98/
25歳 女性