外国人と知り合いたい、付き合いたいと望んでいる人はとても多い。
出張や旅行で海外に行く際、現地で素敵な人と出会えないかと一度は考えた事があるだろう。
また日本にいる外国人と知り合う方法はないかと模索する人もいる。
日本では最近になってようやく出会い系アプリが一般的になってきたが、海外ではもっと歴史が長く、抵抗なく利用している人が多い。
例えば世界でもっとも規模が大きく有名な出会い系サービスのマッチドットコムは、なんと1995年からサービスを提供している。
2005年には会員数が世界で1500万人を突破し、ギネスにも登録された。
海外における出会い系アプリは、男女が出会うごく一般的な方法なのだ。
筆者自身も海外旅行が好きで、海外に行ったら現地に住んでいる人とどんどん知り合いたいと思っている。
例えば去年アメリカに1週間滞在したときは、Tinderを使って8人の女性と出会った。
一緒に公園で話をしたりカフェでコーヒーを飲んだり、なかには自宅に招待して夕食をご馳走してくれた人もいる。
今回は海外に行ったときに使える出会い系アプリと、日本にいながらにして外国人と知り合えるアプリを紹介しよう。
海外で人気の出会い系アプリ5選
海外で使える、各国の人気アプリはこちらだ。
- happn
- LOVOO
- zoosk
- OkCupid
- Tantan(探探)
アプリ名 | 特徴 | 利用者数 | リリース日 | 利用者が多い国 |
---|---|---|---|---|
happn | 半径250m以内にいる人と出会える | 600万人 | 2014年1月 | フランス(※1) |
LOVOO | ヨーロッパ中心 | 7000万人 | 2012年 | ドイツ |
zoosk | 真剣に恋活・婚活 | 4000万人 | 2007年12月 | イギリス・イタリア |
OkCupid | 本気の人から遊びの人まで多数 | 100万人 | 2004年 | アメリカなど全世界 |
Tantan(探探) | 近くにいる人を見付けてマッチングする | 500万人 | 2014年6月 | 中国 |
※1 happenに問い合わせたものの、回答を得られず。フランス発祥のアプリなのでもっとも利用者が多い国はフランスだと予測。
日本では「プロフィールを見てからメッセージを交換して、気が合ったら日程を調整し会う」という慎重な使い方をするアプリが多い。
しかし海外で人気のアプリは「近くにいる人を表示させ、お互いが気に入ればすぐに会う」というすれ違い系が中心だ。
happn:何度もすれ違う相手と出会える
パリで生まれた「すれ違い」アプリで、すれ違った人ともう一度繋がることができるというのがコンセプト。
happnを使っている人とすれ違うと、相手のプロフィールがタイムラインに表示される。
お互いに「いいね」が付くか、こちらからチャームを送ったときだけ、相手に通知されるシステム。
人が多い場所に外出する機会が多ければ「すれ違う」可能性が高くなるが、郊外や家に引きこもりがちな人には向いていない。
LOVOO:ヨーロッパで使うなら無料のこれ!
ドイツ発祥のアプリで、ドイツを中心としたヨーロッパで人気だ。
自分の住んでいる場所の近くにいる異性を表示し、プロフィールを見て気に入れば”LIKE”を送ることができる。
手軽に近くにいる人とデートをするためのカジュアルなアプリで、真剣な婚活には向いていない。
LIKEもメッセージ送信も無料だが、日本語非対応。
zoosk:独身男女の出会いをサポート!メインエリアはイギリスとイタリア
独身の男女の出会いを手助けするアプリで、ユーザーの行動から学習し「より相性の良いパートナー」をリアルタイムで提案してくれる。
世界80ヵ国、25ヵ国語での利用が可能。
もちろん日本語でも使える。
アメリカ発祥のアプリだが、イギリス・イタリアでの人気が高い。
OKCupid:アメリカをはじめ全世界で人気、近くにいる人と交流するアプリ
アメリカではとてもメジャーなマッチングアプリだが、アメリカ以外の国でも人気。
例えばタイでも良く知られていて、たくさんのユーザーが登録している。
ただし遊び目的のユーザーも多く、下品なメッセージが送られてくることもあるため、利用にはタフな精神が必要。
その反面、真剣に相手を探しているユーザーもいる。
見極めながら上手に使おう。
日本語非対応。
タンタン(探探):中国で人気、近くにいる人と交流するアプリ
近くにいる人を探し、その中から好みの人とマッチングすれば、メッセージ交換ができるようになるアプリ。
中国の90年代生まれに人気で、無料で使える。
中国ではマッチングアプリといえばタンタン(探探)というくらい人気があるアプリ。
ただし、ガッツリ「交際」「恋活」「婚活」というより、気軽な交流という雰囲気。
日本語非対応。
日本国内で、海外の人と出会える人気出会い系アプリ
日本にいながら、海外の人と出会えるアプリはこちらだ。
- Tinder
- マッチドットコム
- ペアーズ
- SweetRing
アプリ名 | 特徴 | 利用者数 | リリース日 | 利用者が多い国 |
---|---|---|---|---|
Tinder | 最近人気が出てきたアプリ | 非公開 | 2012年9月12日 | アメリカ、ブラジル、ヨーロッパ全域 |
マッチドットコム | 世界最大級のマッチングアプリ | 非公開 | 1995年 | 全世界 |
ペアーズ | 日本人にはおなじみ、外国人利用者も多い | 700万人 | 2012年10月 | 日本、台湾 |
SweetRing | 本気の婚活 | 不明(※2) | 不明(※2) | 台湾(※2) |
※2 SweetRingは問い合わせに対して回答なし。ダウンロード数については、サイトによっては400万~3000万までバラけており、何処も信用できず。
Tinder:人気・知名度上昇中!
最も多くの人から注目を集めている「出会える」アプリがTinderだ。
Tinderは上記の「海外で使うのにおすすめのアプリ」にも入れたかった程、日本でも海外各地でも何処でも使えるアプリだ。
累計マッチ数200億という数がアクティブな利用者が多いことの証明でもある。
自分の近くにいる人を表示させることができ、すぐに会える人を見付けられる。
ただし「出会い系」というよりももっと広い意味での「社会的なつながりを作るサービス」として提供されている。
日本人のユーザーも多いが、他のアプリと比較すると外国人ユーザーの割合が高いので、日本にいる海外の人と知り合いやすい。
ただし、ある程度人口密度が高い場所で使わないと、出会えない。
マッチドットコム:世界最大級、日本人とも外国人とも出会える
世界でもっとも有名で会員数が多いと言われているマッチングアプリがマッチドットコムだ。
外国人のユーザーも非常に多く、世界中の会員のプロフィールが検索できる。
利用には男女ともに料金がかかるため、真剣に相手を探している人が多いという特徴がある。
日本にいる外国人を知り合うことも、日本にいながら外国にいる人と知り合うことも可能だ。
※マッチドットコムの本気レビュー記事はこちら
ペアーズ:外国人の登録者が意外に多い!
ペアーズは日本人の利用者がメインながらも、外国人登録者もそれなりにいるところがポイントだ。
- 外国に住んでいる外国人
- 日本に住んでいる外国人
- そして外国に住んでいる日本人
の利用もある。
国内発のアプリなので日本人には使いやすく、日本語で手厚いサポートが受けられるという点も「外国人と知り合いたいけれど、英語が不安」という人には安心だ。
※ペアーズの本気レビュー記事はこちら
SweetRing:台湾発!本気の婚活をしたい人にオススメ
台湾発のマッチングアプリで、本気の婚活サポートをテーマとしている。
Facebookと連携しているが、Facebookで友達が20人以上いなければ登録できないなど、なりすましや冷やかし、サクラが入りにくいのがポイント。
世界20カ国で利用されており、アンケートでは8割の会員が「本気で結婚を望んでいる」と回答している。
真剣な出会いを求めている人におすすめだ。
海外の人と出会う時の注意点・ポイント
海外の人と出会う時に覚えておきたいのは「日本人・日本とは常識が違う」ということだ。
これを念頭にいれておかないと、思わぬところでガッカリすることになる。
海外では男女が2人で一緒に過ごしたら「デート」
日本では男女の友人同士が特に下心なく一緒に食事をする場面もあるが、海外では基本的に2人で会うことを承諾したら「デート」だとみなす。
日本人同士だと、初回は「お互いに様子見」という雰囲気があるが、海外の人はそうではない。
向こうは完全に恋人気分でいることが多いので、自分が男性ならきちんと女性をエスコートし、女性なら男性が変な気を起こさないように注意深く接しよう。
特に外国人男性は日本人女性を「軽い・すぐに寝る」と捉えていることがあり、人によっては「そのままベッドインできるかな」と考えていることもある。
会ってみて「好みのタイプではない」と思ったらキッパリ断ることが必要だ。
特に女性が会ったばかりの外国人男性と二人きりになることは避けた方が良い。
会う場所も、自分が宿泊しているホテルのレストランやバーを指定するなど自分にとって分からない場所ではなく、何かあったときにすぐに逃げ出せて助けてくれる人がいる場所を選ぼう。
日本人だというだけで、下心を持って近づいてくる人もいる
海外で知り合う外国人の中には「日本に憧れていて、日本に行きたい(日本で働きたい)けれど手立てがない」という人もいる。
外国人が日本で就労するのは、私達が想像するよりもずっと大変だ。
そのために「日本人とつながりたい、恋人になって家に泊めて欲しい」という考えがある場合もある。
日本人というだけで「利用価値が高い」というオプションを背負っているということも覚えておこう。
海外の人はドタキャンすることにそこまで罪悪感がない
日本人は基本的に約束を守る。
待ち合わせをしたらよほどのことがない限りはその場に出向き、ドタキャンすることは少ない。
しかし海外の人は「気分が乗らなくなった」というだけでドタキャンすることがある。
もし急にキャンセルされても落ち込まず「文化が違うから仕方がない」と気持ちを切り替えよう。
いろいろな外国人がいるが、全ての人が、いい加減で下心があり危険だというわけではない。
真剣にパートナーを探している人もたくさんいる。
大切なのは、相手としっかり会話をし、お互いの考えを理解しあうことだ。
最後に:ポイントおさらい
- 外国人利用者が多いアプリを使えば外国人と知り合える
- すれ違いアプリは人口密度が高い場所で使う
- マッチドットコムやペアーズなら、日本に住んでいる外国人とも知り合いやすい
- 外国人と会う時は、常識が違うことを頭に入れておく
国内でも海外でも使えて、特に外国人ユーザーが多いアプリが、Tinderとマッチドットコムだ。
ただしTinderは真剣な恋活や婚活というよりもライトな使い方をしているユーザーが多いことを覚えておこう。
どちらも海外発のサービスなので「使いにくい」と感じたら、日本発のアプリの中でも外国人の利用者が多いペアーズがおすすめだ。
アプリを使い分ける事で、沢山の外国人との出会いを達成していこう。