「再婚をしたいけれど、相手を見つけるのは難しいのでは?」
そう考えて、再婚へ向けた行動を起こすことにためらいを感じている人は多いのではないだろうか。
また、
- 子どもがいると再婚しにくいのでは?
- 子持ちでも再婚できるのか
という不安を感じている人もいるだろう。
もちろん再婚して幸せな生活を送っている人もいれば、子持ちでみごと再婚相手を見つけた人もいる。
子どもがいてもいなくても、幸せな再婚をする事は可能なのだ。
筆者は8年に渡り婚活をサポートする仕事をしている。
筆者がサポートした人の中には再婚を希望する人や、子持ちの人も当然いた。
今回は再婚して成功した人の実例を参考に、
- 再婚して幸せになれる人の共通点
- 幸せな再婚をするための婚活の秘訣
を分かりやすくお伝えしよう。
これを読んで得た知識を婚活の糧にして、あなたにも幸せになって欲しい。
日本国内の離婚率は想像以上に高い
離婚をして辛いのは自分だけだと思ってしまいがちだが、実は日本は非常に離婚率が高い国だ。
厚生労働省が発表した「平成28年(2016年)人口動態統計(確定数)の概況」では、結婚したカップル3組に対し1組は離婚していることが分かる。
婚姻件数 | 62万531組 |
---|---|
離婚件数 | 21万6798組 |
離婚するカップルの割合 | 3組に1組 |
さらに人口動態統計を見ると、離婚率も記載されている。
ちなみに1990年の離婚件数は約15万件だった。
それが2000年には25万件を突破。2002年には30万件に迫る勢いだった。
2002年以降、離婚数は徐々に減っているが、それでも毎年20万件以上の夫婦が離婚している。
適齢期の男女にはこれだけのバツイチ層がいる
総務省統計局の調査によれば、平成28年10月の時点で、日本の婚活世代にはこれだけの人口がいる。
- 20代後半:約650万人
- 30代:約1570万人
- 40代:約18600万人
これに先の離婚率を当てはめて、各世代でいったいどれだけの人が、2016年に離婚しているのかを計算してみた。
年代 | 全体の人数 | 離婚している人 |
---|---|---|
20代後半 | 約650万人 | 約11,000人 |
30代 | 約1570万人 | 約26,000人 |
40代 | 約18600万人 | 約31,000人 |
もちろん、それぞれが全国に散らばっているが、かなりの人数が離婚してシングルになっていることが分かる。
またこの人数は2016年のもの。
再婚する人もいれば新たに離婚する人もいるし、過去に離婚してまだ再婚していない人もいる。
実際の「バツイチでまだ再婚していない人の人数」はこれよりもずっと多いと考えられる。
そう考えると、再婚の男女同士が出会う可能性も決して低くはない。
正直、再婚しないという選択肢もある
離婚にはとても大きなエネルギーが必要だ。
一度離婚をした後は身も心も疲れ切って「1人が気楽、もう結婚なんてしない」という人もいる。
確かに再婚せずシングルを貫くという選択肢もある。
しかし再婚しない選択をするなら、覚悟しておくべきリスクがある。
再婚しないなら覚悟しておくべき3つのリスク
再婚しなければパートナーのことで悩むというストレスはないが、その代わりリスクもゼロではない。
寂しさと隣り合わせ
家族がいれば、うるさくて煩わしいと感じることはあっても、寂しいと感じることはないだろう。
しかし1人で生活をすると、よほど社交的な人でもない限り、誕生日やクリスマス、お正月などのイベントを1人で過ごすことになる可能性が高い。
それだけでなく、ふいに夜中寂しさに襲われたときも1人だ。
いざというときに頼れる人がいない
たとえば、転んで足を骨折してしまっい、1人では自由に動けないときや、胃腸炎になってトイレから出られないなど、「誰かの助け」が必要な場面がある。
若いときは良くても、年齢を重ねると「立ち上がる時の介助」や「外出時の介助」が必要になるかもしれない。
再婚をしていれば、再婚相手と助け合って生活していくことができる。
しかし1人で子どももいないとなると、老後は介護サービスを頼るしか方法がない。
老後のための貯金がしにくい
正直、単身者はなかなか貯金ができないことが多い。
ファミリーのほうが出費は多いが、家の新築や子どもの進学などライフイベントが多いため、お金の出入りにメリハリが付き、貯金しやすいのだ。
ところが単身者は生活が華やかになりがちでライフイベントも少ないため、なかなか「老後の貯金」に本腰が入れられない。
また、一人暮らしより2人やそれ以上で暮らすほうが、1人当たりの生活費は少なくて済むし、夫婦なら2人で稼いで貯金していける。
これからもずっと再婚しないつもりなら、ファミリーの2倍貯めるつもりで貯金をしなくては、老後の生活が苦しくなる。
老後のことを考えれば、ずっと1人でいるよりも再婚したほうが、気分的にも金銭的にも良いのだ。
注意点:子持ち再婚はハードルが高いのも事実
子どもがいる場合、再婚のハードルが高くなる事は確かにある。
子どもがいない人の多くは、結婚相手も子どもがいないほうがいいと望む場合が多い。
仮に子どもがいても良いという人でも、子どもとの相性の問題は無視できない。
シングルマザーに対する男性の意見は?
養育費などの問題から、再婚相手はシングルマザーではないほうがいい、と考える男性は一定数いる。
また、相手だけでなく子どもも同じように愛せるのか、一緒に生活できるのかという点もネックになる。
本人は「相手がシングルマザーでも良い」と考えても、家族から反対されるケースもあり、特に長男の場合は跡取り問題があるため、家族の強い反対にあう可能性がある。
しかし筆者が見てきた中では「相手が子連れでも問題ない」という男性も多かった。
子どもが可哀想だからという意見のほか、相手よりも子どもと上手く付き合うことを重視する男性もいる。
付き合い始めてからの「子持ち告白」は地雷
しかしこのケースは、付き合う前から相手がシングルマザーだということを知っていた場合だ。
付き合い初めてから相手に子供がいることが分かった場合、離れていく男性も少なくない。
子持ち男性に対する女性の意見
一方で、シングルファザーに対しては好意的な意見が多い。
私、恋をしても愛しても結婚する気はないけど、もしも結婚するならば、シングルファザーがいい。子どもを自分で育てているという精神が好き。そして超えてきた現実の大きさは宝。シングルにしか超えられないものがあるから。
— SAORI YAMAMURA (@saori_yamamura) 2018年1月9日
保育園などでも、子どものお迎えにくるシングルファザーを見てときめくお母さんたちや保育士さんも多いようだ。
女性は子どもを育てる大変さを知っているし、母性本能がある。


とごく自然に感じることができるのだろう。
再婚に成功する人:4つの共通点
再婚に成功する人、再婚して幸せな生活を送っているカップルに共通するのは、下記の4点だ。
- 相手を中味で選ぶ人
- 離婚の原因を自分に求める人
- 結婚生活に完璧さを求めない人
- 子どもがいる場合、お互いの子どもを大切にできる人達
相手を中味で選ぶ人
相手と自分がお互いに居心地よく過ごせるためには、相手を思いやり気遣いできることが大切だ。
利己的ではない、優しさがある相手を選べるかという点と、自分自身が相手に対して思いやりを持って接することができるかという点が大切になる。
相手のルックスや収入などではなく、人間性をどれだけ重視して選べたかどうかというのは、とても大きい。
離婚の原因を自分に求める人
いったいなぜ離婚することになったのか、原因は何だったのかを突き詰め、






と原因を自分の中に見つけ出す人は、再婚して幸せになれる確率が高い。
反対に、離婚した原因をすべて離婚相手に押し付け「自分は悪くない」と考えている場合、再婚してもやはり失敗する可能性がある。
自分に原因を求める人は、前回の離婚から学び、自分自身が成長できる人だ。
同じ過ちを繰り返さないように努力し工夫できるため、幸せにより近い位置にいると言って良い。
結婚生活に完璧さは求めない人
自分自身も完璧ではないし、結婚相手も完璧ではない。
お互いに不完全なもの同士が一緒に生活をするのだから、上手くいかない部分もある。
そこを理解し、相手の足りない部分を許せることはとても大切だ。
また、今まで別々の環境で育ち、違う価値観を持つもの同士が一緒になる。
想像と違う部分や、理想としていたものとは違う部分もたくさん出てくる。
それらを受け入れ「こんなものだろう」と妥協できるかどうかで、再婚が成功だと感じられるかが決まる。
結婚生活は完璧ではない。
「まあ、いいか」というユルさを持っている人が、再婚生活を長続きさせる事ができるだろう。
子どもがいる場合、お互いの子どもを大切にできる人
子持ちの再婚には、
- 自分が子連れ
- 相手が子連れ
- 2人とも子連れ
など、いろいろなケースがある。
子持ちの再婚では、いかにお互いの子供を大切にできるかという点が重要だ。
また、子どもと再婚相手の相性も大きく影響するだろう。
自分と再婚相手が良くても、子どもとの相性が悪い場合、無理に再婚に持ち込まないほうが良い。
再婚相手とはこれから長い時間一緒に生活していくことになる。
親の都合で行う再婚と新しい生活が、子どもに強いストレスを与えては可哀想だ。
再婚相手はまた見つけることができるが、子どもとのつながりは一生だ。
子どもと相手・自分と相手の子供との相性を重視して再婚を決める人は、再婚後も幸せな家庭を築いていきやすい。
理解してくれる人と出会える!再婚にオススメの婚活方法
再婚のための婚活は、普通の婚活とは事情が違う。
「何とか再婚したい!」と考える人のために、筆者から再婚におすすめの婚活をお伝えしよう。
マッチングアプリ
自宅にいながらにして婚活できるマッチングアプリは、手軽に、かつじっくり相手を探せる婚活方法だ。
多数のマッチングアプリがあり、それぞれ「若いユーザーが多い」「真剣に相手を探している人が多い」「遊び目的のユーザーが多い」など特色がある。
オススメの再婚アプリは「マリッシュ」
自宅にいながらにして婚活できるマッチングアプリは、手軽に、かつじっくり相手を探せる婚活方法だ。
多数のマッチングアプリがあり、それぞれ「若いユーザーが多い」「真剣に相手を探している人が多い」「遊び目的のユーザーが多い」など特色がある。
その中で、再婚希望者におすすめなのが「マリッシュ」だ。
マリッシュは「いろいろな恋愛と婚活を応援する」ところがポイント。
再婚やシングルマザー、年の差、地方婚などさまざまなスタイルでの相手探しができる。
運営会社 | 株式会社マリッシュ |
---|---|
ユーザー数 | 20万人 |
マッチング数 | 30万件 |
登録費用 | 無料 |
費用 | 女性:無料 |
男性:1ヶ月プラン ¥3,400~ | |
※月額プランではなく従量プランの利用も可能。 | |
対応OS | iOS(iPhone)・Android・WEB |
「マリッシュ」の月額料金
マリッシュは女性は無料。男性会員は有料だ。
1ヶ月プラン | ¥3,400 |
---|---|
3ヶ月プラン | ¥8,800 |
6ヶ月プラン | ¥14,800 |
12ヶ月プラン | ¥19,800 |
プレミアムプラン | ¥3,000 |
従量プラン | 10pt=¥1,200~ |
マリッシュの料金は、他のマッチングアプリと比べて特に高額というわけではない。
女性は無料なので、気軽に始められるのも嬉しい。
バツイチやシングルマザー、シングルファザーに向けて、さまざまな特典が用意されていて使いやすいのもポイントだ。
こういう特典の存在によってバツイチのユーザーも集まりやすく、離婚の辛さを知っている相手と出会いやすい。
マッチングアプリを使ったことはあるけれど、イマイチ成果が出なかったという人でも、ぜひ試して欲しいアプリだ。
バツイチ限定の婚活パーティー
再婚したい人の気がかりは、
- バツイチでも受け入れてもらえるだろうか
- いつ自分がバツイチであることを打ち明ければ良いか
という点だ。
それなら、最初から再婚相手を探すことが前提の場所で相手を探せば、それらの問題が一気に解決できる。
婚活パーティーはさまざまなテーマに沿って行われており
- バツイチ限定
- 再婚したい人限定
- 相手がバツイチでもいい人
などのパーティーがある。
これらのパーティーなら、自分がバツイチであることを隠さずに相手を見つけることができる。
婚活パーティー検索の「オミカレ」で検索してみたところ、筆者はこんなパーティーを見付けた。
これは「OTOCON」という各種婚活パーティーを開催している会社が企画するパーティーだ。
OTOCONでは再婚者向けのパーティーを随時行っているので、チェックしてみよう。
結婚相談所
コストは高くなるが、ゼクシィ縁結びカウンター・ツヴァイ・サンマリエなどの結婚相談所・結婚情報サービスもオススメだ。
結婚相談所の良い点は、コンシェルジュが自分の希望条件をヒアリングして、自分に合った人を紹介してくれるという点。
最初に自分がバツイチであることや子どもがいることを伝えておけば「再婚でも良い」という相手に絞り込む事も可能だ。
あとは自分と相手の相性や、子どもとの相性がクリアできれば再婚はすぐそこだ。
特に子持ちで結婚したい人には「相手が子持ちでも良い」という人限定で紹介してもらえるので心強い。
サンマリエとツヴァイには、再婚を希望する人向けのプランがあるので、検討してみるのが良いだろう。
またゼクシィ縁結びカウンターは、各結婚相談サービスの会員情報と連携しているのが特徴だ。
入会登録費3万円~という業界ではリーズナブルな価格で、各サービスの会員と出会う事ができる。
下記の記事もぜひ参考にしてもらいたい。
バツイチであることをいつ打ち明けるか
自分がバツイチだとカミングアウトする前に交際が始まってしまった場合や、始まってしまいそうな場合、できるだけ早い段階で打ち明けよう。
相手によっては
- バツイチはちょっと
- 自分はいいけど、家族が絶対反対だから結婚はできない
などの理由で、それ以上交際ができない可能性がある。
相手にどっぷりハマってしまってから打ち明けて振られるほうが、ダメージが大きい。
「自分のことをもっと好きになってもらってから打ち明けた方が、振られる可能性が少ない」という皮算用は逆効果だ。
相手からしてみれば「なぜ今まで黙っていたんだ」と失望する原因にもなる。
一日も早く打ち明けよう。
再婚の成功者が実践していた婚活時のプロフィール事例
最後に無事に再婚できた人が、マッチングアプリでどんなプロフィールを作っていたかを紹介しよう。
再婚でマッチングアプリを使う場合、ぜひ参考にして欲しい。
プロフィールの参考例
はじめまして。都内で看護師をしています。
去年、離婚をしたバツイチで、子どもはいません。
1人でいるのは寂しく、毎日の嬉しいことや楽しいことを分かち合える人と出会いたいと思って登録しました。
趣味は料理とランニングで、休日は皇居の周りを走っています。
離婚の原因が相手の不倫だったため、嘘をついたり二股をかけたりしない誠実な方を希望しています。
お互いに信頼しあえて、一緒にいて安らげる存在になれたら良いです。
まずは気軽にお食事やお茶をして、お互いを知っていけたらと思っています。
よろしくお願いします。
自分が離婚経験者であることを隠さずに打ち明け、負い目を感じていない態度は、多くの人から好意的に受け入れてもらうことができる。
またプロフィールに「離婚経験がある」と書く事で、自分にコンタクトを取ってくる男性は、全て「バツイチでも構わない」という相手なので、気が楽だ。
さらに、自分がどんな相手を求めるかをはっきりと書くことも大切だ。
上記のような女性に「気軽な遊び相手を見付けたい、あわよくば数人の女性と同時進行したい」と思っている人はアプローチしにくい。
逆に「自分も、浮気は絶対に許せないし、1人の人をずっと大事にする」という人なら「自分と合いそうだ」とアプローチしやすくなる。
隠し立てせず、素直に自分の状況と希望を伝えよう。
まとめ
- 日本の夫婦の3組に1組は離婚している
- 再婚をしないという選択肢もあるが、老後を考えるとリスクが高い
- 子どもがいると再婚のハードルが上がる
- 再婚に成功する人は、相手を中身で選び、前回の離婚から学んで成長している人。
- 子連れ再婚は、子どもと再婚相手の相性が大事
- バツイチにおすすめの婚活は「マリッシュ」「バツイチ限定パーティー」「結婚相談所」
離婚のダメージが大きく、なかなか再婚に踏み出せない人もいるかもしれないが、3組の夫婦のうち1組は離婚しているのが現実だ。
離婚経験がある人はとても多いので、あまり難しく考えず、再婚のための婚活を開始してみよう。
子どもがいると再婚のハードルは確かに上がるが、絶対にダメというわけではない。
子どもがいることを先に打ち明け、それでも良いという相手の中から
- 子どもと相性の良さそうな人
- 子どもをちゃんと愛してくれる人
を選んでいこう。
再婚を成功させるコツは、自分がバツイチだと先に打ち明けてしまうこと。
今回の記事によって、幸せな再婚の後押しができれば幸いだ。